2016-7-23 不用品

貧困が故に起きている猛烈な環境破壊

2014年、6月13日にW杯がいよいよ開催されるが、連日のようにブラジル国内の治安の悪さがTVで放映されています。もうあと、3日で開催されるW杯でありますが、完成に程遠いスタジアムと連日の犯罪と貧困の模様がむごたらしいです。サッカーファンにとってはとても楽しみでしょうが。。。ワールドカップの準備の裏では一般市民(貧困層)が悲惨な目に遭っています。

ブラジルサッカーW杯に対して、ブラジル国民が開催反対運動を続けている異様な光景を目の当たりにして、感じることは、何故、 W杯なのか!?何故五輪なのかと言いたくなるような、環境です。
それにしても。。。警察は、罪のない貧困者を犯罪者に仕立て上げ、何千人もの人々を殺害しているようですから、恐ろしい限りです。特にワールドカップの開催に邪魔な存在である(貧困層)を排除しようとしているのです。これらのファシズム体制に反対して貧困層が抗議デモを起こしているようです。

連日のデモが激化している様子が報道を通じて多少、理解できるのではないでしょう!?。
なぜ国際的な大イベントの裏側で、何故!?このような事態を迎えているのか。
その答えはブラジル国民の声を聞けば理解できます。それは明快で、「政府が医療や教育、福祉など社会保障に予算をかけないから」であって、ブラジルは経済成長が急で決して、お金がない貧乏国ではありません。 その経済成長の恩恵を受けて、お金を持っている国民は、十分な生活資源を活用でき、安心して暮らすことができるかもしれない。 しかし、あまりにも貧富の差が激しいと、物事が前に進まないことにつながるのです。

ブラジル国民は、サッカーを愛しているが、W杯の失敗を誰もが望んでいると言う。失敗が明るみに出れば、世界がブラジルの事情に目を向けてくれるからだと言います。W杯の失敗を望んでの妨害行為は、こうした事情があるわけです。ブラジルでは、わかりやすい形で、経済が良くなれば、国民生活が底上げされていくという論理で経済政策が進んでいる。

しかし、ブラジルでは、経済成長と同時に「貧困と格差」が拡大を続けている。貧富の格差は、ブラジルにおいて様々な社会問題を助長し危険な国家にしています。必要に足る衣食や教育機会が与えられない極度の貧困状態にある15歳以下の子供たちは2200万人にのぼると言われます。そして、国連の暴力実態調査では、多くの貧しい子供たちが麻薬密売を生存のため必要とみていることが明らかになっています。こうした貧困状況が、ストリートチルドレンの急増や、犯罪被害者の人口比率が高いリオデジャネイロに代表される世界最悪の治安を作り出す原因にもなっています。

このような貧富の激しい背景等があり、市民は、無駄な金として、W杯の開催費用・建設費用への投資は「NO!」と叫ぶのでしょう!
まずは「イベントを楽しむ前にすべきことがあるだろう!」というブラジル政府への真摯なメッセージである。 ブラジル国民も本当は、サッカーが国民的行事であるW杯をみんなで楽しみたいはずです。一つ言えることは、貧しい国に平和はないということです。
ブラジル国民のサッカー好きは尋常ではない。 その彼らが怒りを持って反対するのだから、背に腹は代えられないそれなりの理由があるのです。それほどに「政治の失敗」を期待しているのだろう。 ブラジル政府が国民生活に必要な最低限度の生活インフラを整備していないため、反対せざるを得ない事情がある。

それともう一つ、問題なのは環境問題で、ブラジルには世界の熱帯雨林の3分の1を閉めるアマゾンがあるが、木材伐採は、貧困の解決の打開策として、アマゾン流域の森林は急速に失われている。毎年のように森林伐採は繰り広げられ、ブラジルを中心とするアマゾン流域の森林が失われ続けています。
また、貧しい地域では、ゴミ収集車が巡回していない地域があり、欧米型のライフスタイルの浸透によるゴミの排出量の増加や有害ゴミの不法投棄などの問題がある。家庭での粗大ゴミの分別・回収・処分は、アルミ、スチール缶などのリサイクル以外は、ほとんど行われていないのが現状である。

ブラジル政府は、世界へ向けて、貧困問題・格差問題がある情報を流してしまっています。 W杯をきっかけに貧困と格差の解消へ向けて、社会保障政策の改善ができればいいのですが。 ブラジル同様で、「娯楽の前に何かがあるだろう!」は、皮肉にも日本に当てはまらないわけではありません。

日本政府もこの声を聞き、2020年に向けて、社会保障政策を充実し、オリンピックを国民すべてが楽しめる場所にしてほしいと期待せざるを得ないし、環境問題・貧困問題は決して人ごとではないと感じます。

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